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BBIQモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > グロービス流リーダー基礎力10-①プロローグ (リーダーシップ領域/田久保 善彦)

グロービス流リーダー基礎力10-①プロローグ

田久保 善彦 リーダーシップ領域

16/01/01


新年、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。

私はこの一、二年の間に、グロービス経営大学院より三冊の本を出しました。一冊目が『27歳からのMBA グロービス流ビジネス基礎力10』(東洋経済新報社、2014)という本で、若いうちに身に付けておいていただきたい、ビジネスを司る基礎的な能力を10個取り上げて、説明したものです。二冊目が、『27歳からのMBA グロービス流ビジネス勉強力』(東洋経済新報社、2015)です。一冊目を書いている際に、ビジネス基礎力をビジネスパーソンが効率よく身に付ける方法について書かれた本が世の中にないことに気付きました。そこで本書では、どうやって本を読んだらいいのか、どうやって自分が考えたことをアウトプットすればいいのかといったノウハウについてまとめました。そして三冊目が、『27歳からのMBA グロービス流リーダー基礎力10』(東洋経済新報社、2015)です。ビジネスパーソンとしての基礎を固めて、学び方を学んだ後には、会社の中でチームを率いて仕事を任せられることも多くなると思います。本書ではその時に押さえておかなければならない力について説明しました。

今回から数回にわたって、この『リーダー基礎力10』という三冊目の本をベースに、話をしたいと思います。その最初となる今回は、なぜ私がこれまでに学びに関する三冊の本を書いたのか、その背景について説明します。

現在の日本は、世界でも指折りの長寿大国となっています。男性の平均寿命は80歳、女性の平均寿命は86歳を、それぞれ超えています。日本の財政の逼迫が予想されますので、今後は相当に高齢になるまで年金をきちんともらえないことにもなりかねません。仮に給料と年金をシームレスに繋げたいとすれば、年金をもらえるタイミングまで仕事を続けるほかありません。

日本のビジネスパーソンが皆、そうしたタイミングまで30年、40年と働くことができれば素晴らしいことです。しかし残りの数十年間にどういうフィールドで働くのか、今の会社で働き続けるのかといった点について、現実的に考えている方は多くないのではないでしょうか。自分が何歳になったらこういうことをして、何歳になったら起業する。こうしたキャリアを考えることの重要性は、日に日に増しています。昔は極論すれば、大企業に入れば自動的に給料が上がって行き、部下が増え、ポジションも上がるという環境でした。しかしこのような誰かが敷いてくれたレールは、とうの昔になくなっています。そうなると、自分自身がどうやって能力を開発していくのかということが、ビジネスパーソンに限らないすべての人にとって一大課題となって然るべきだと思うのです。

そうした動きを受けて、英語やプログラミングなどの能力開発の学校が世の中では百花繚乱と流行っております。グロービスも経営学修士(MBA)を提供するビジネススクールとして経営を学びたい、あるいは経営の中枢で将来働きたいという人々のために、いろいろな学びの場を提供しています。

私たちは、先に述べました大きな社会的な背景を踏まえた上で、超長期のキャリアを考えなければならなくなってきています。先の三冊の本はいずれも、27歳というキーワードを使っています。これは大学を卒業して以降5年目に相当しますが、このままでいいのだろうかなどと悩み出す時期です。忙しい状況の中で流れ続ける時期ではありますが、一度立ち止まって、キャリアの点検をすることが有効のように思うのです。27歳に限らず、27歳から30歳にかけての時期に自分のキャリアを考える時間を設けることが、これからの人生を考える上では必要ではないでしょうか。

一方で、キャリアの重要性に40歳ではじめて気付いたとしても、年金をもらうタイミングまで30年ほどはありますから、決して遅くはありません。早めに気付くことは大切ですが、遅めに気付いたとしても、諦めることなく自分の能力を開発し、貪欲に学び方を習得して行ってもらいたいと思います。

今日の話をまとめます。
現在は、これから先の長いキャリアについて考えなければならない時代になっています。考える際には、自分の能力を開発するということに貪欲であっていただきたい。すべてのビジネスパーソンは学びに対して貪欲であるべきだと、私は思うのです。

分野: リーダーシップ |スピーカー: 田久保 善彦

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